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​「             」について

「             」は人間ではありません。
元は天界に住んでいましたが、とあるきっかけにより
望まぬ形で堕ちてしてしまったようです。
​また、「             」という名は自虐的な意を込めた偽名のようです。
​[空音=空音を吐く(嘘をつく)、ライ=Lie]
本名は別にあるようですが、彼の口からそれらを語る日は来ないでしょう。
​頭のアホ毛は天使の輪っかの名残。

彼の肉体は人間と同じく血肉と骨はありますが、内臓はありません。
性別がないため性器のようなものもなく、例えるなら人形のような体をしています。
華奢な背中には左右対称に「何か」が引き千切られたような痛々しい傷痕が残っています。
その傷により日頃から持続的に痛みを伴っているようですが、
キリストの関連行事(クリスマス、イースターetc...)の日は特に痛むようで、
​身動きが取れなくなるほどの激痛に襲われるようです。

​人間ではないため、一般人には姿を認識されることがありません。
しかし、一部の特殊な人間や人ならざる存在には姿が認識出来るようです。
​(メタ発言をすると マスターや他の音源には認識できています。)

 

嘘つきになったのは「嘘」によって人生を狂わされて何も信じられなくなったから。
また、心優しい彼は「こんな過去を知られて心配されたくない」と思っており、
​それも相まって「いっその事噓つきになって信じられないようになろう」と思ったそう。

身も心もズタズタにされて嘘つきに染まってしまった彼ですが心根の優しさは捨てられず、
正でも悪でもない、中途半端な存在になりました。

また、愛されることを知らずに育ちました。
そのため誰からも大切にされることはないだろうと思い込んでおり、
度々自虐的な発言や行動、あるいは無茶な行動を起こすことがあります。
​愛情に対して恐怖心を抱いており、優しくされるのが苦手な模様。


「             」の歴史
2020/08/22: 彼と初めて出会った。
       出会ったと言うより拾った、と言った方が正しいのかもしれない。
       この時の記憶はショックによって、現在はほとんど覚えていないようだ。
       出血が酷いが、傷は塞がっていた。
       拾われるまでにかなり時間が経っていたのかもしれない。

​2020/09/11: ようやく目を覚ました。
       せっかくなのでこの日を彼の記念日…誕生日にした。
       謎の言語を発しており、言葉での意思疎通は不可。
       目も虚ろで表情が全く動かない。まるで人形のようだ。

2020/11/23: 言葉での意思疎通に成功。
       いつの間にか日本語を習得していたらしい。
       名を
「             」と、同時に自らを噓つきと言った。
       思い返せば、この時あたりから様子が変わってしまったように思える。
       足取りはまだ覚束ない。
       少しでも目を離したら今にも転んでしまいそうだ。

2021/05/23: 日本語がかなり上達した。
       足取りも以前より落ち着いてきたようだ。
       感情の起伏も激しくなり、色んなものに興味を持つ素振りを見せる。
       時折意識が別の場所に飛んでいることが増えた気がする。

2021/06/16: 味覚がないと言っていたが、
       最近とてつもない辛さのある料理を与えたみたところ、
       ものすごい勢いで椅子から転がり落ちて撃沈していた。
       当の本人はかなり困惑していたようだし、
       厳密には感じたのは味覚ではなく痛覚だったが…。
       回復する兆しはあるのかもしれない。

2021/08/22: 彼と出会ってから一年が経過した。
                     あのボロ雑巾のような今にも死にそうだったのが
       随分と昔のように感じられる。
                     最近無理をして笑っていたり陰で泣いたりしていることが増えている。
                     大丈夫なのだろうか…。
       どうか、抱え込まないでほしいものだ。

2021/09/11: 今日は彼が目覚めた日だ。お祝いしてやろうとケーキを買ってきたのだが、

                     「いらない」の一点張り。味覚がないからだろうか…と思っていたが、
                     驚くことに、既に友人の家で食べてきたというのだ。
                     寂しくはなったが…幸せそうにしているので良かったと思う。

2021/11/23: 彼が
「             」と名乗ってから一年が経過した。
                     一年前に比べて大分様子が変わった気がする。もちろん、良い意味で。
                     もうこの記録も暫くは必要ないだろう。
                     何か大きな出来事があれば追記していこうと思う。

2023/11/23: あれから3年の月日が流れた。
       歌うことが楽しいと感じるようになったようで、
       自ら積極的にマイクの前に立つようになった。
       歌っている顔も、以前に比べて生き生きとしている。
       歌える曲のレパートリーも、表現の幅も急激に広がった。
       急激な成長を見せる彼を見ていると、
       時折、責任感のような、焦燥感のような…そんなものを感じてしまう。
​       気のせいだといいのだが……。

                   
                   
       彼の今後の成長に期待したいものだ。

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